まだ、クソ暑い8月の某平日に神島に釣り目的で行って来ました。
場所はココ。
伊勢湾の入り口で、愛知県と三重県の中間にある島で、三重県に所属しています。
三島由紀夫の「潮騒」の舞台として知られ、何回か映画化もされている。
学生時代に原作を読み、山口百恵と三浦友和版の映画を見たが「これ、そんなに名作か??」という感想しか覚えていない。
余談だが、「潮騒」と一緒にレンタルした「蒲田行進曲」は最高の映画でした。今でも強烈に覚えています。
さて、観光船の最初の便は伊良湖のフェリー乗り場から朝06:00に出港します。
寝不足気味でしたが、張り切って03:30起床。04:00自宅を出発。コンビニに寄っても余裕を持って05:30にはフェリー乗り場に到着しました。チケットは持ってなかったので、まずは往復チケット¥3000を買わなければなりません。05:45そろそろチケット売り場開くだろうとフェリー乗り場の入り口で待っていても一向に開きません。窓から中を覗いても無人のままです。
05:50おい、マジか?まだカウンターに誰もいないぞ?
05:55裏手に回ると観光船が既に出港準備をしています。猛ダッシュで船頭さんに
俺:「神島往復したいっす!どうすればいいっすか?」
船頭さん:「ああ、朝一はカウンターが開いていないので現金を直接もらいます」
との事でした。
皆んなも朝一の神島観光汽船に乗る時は、注意してくれよな!
朝一からバタバタしましたが、何とか出航しました。
神島に近付いて来ました。
神島の港に入ります。
未だ06:30。天候は曇り。
この時、「せっかく神島まで来たのに曇りかよ。晴れればいいのになぁ」
などと思った事を、後に無茶苦茶に後悔するとは知る由もありませんでした。
早速、釣りスタートです。
港の外側の方が釣れそうな感じがします。
だだし、テトラポッドが想像以上にデカイ!デカイ分だけ高さもあり、隙間も大きくて危ない。
平日で人も少なく、一人で来ているので足でも滑らせて落ちたら危ないので堤防初心者の僕は、港の内側で釣りを続ける事にしました。
海女さん達が出動して行きます。
だんだん晴れて来ました。
元々、釣果は期待せずボウズ覚悟だったのですが、誤算だったは風が全くない事でした。
堤防での釣りなので日陰が無いことは予想してました。そして海のど真ん中の島なので海風がビュービュー吹くかと思ったのですが本当に風が吹きません。無風です。
ああ〜クソ暑い!
釣れん!
暑い!
朝に見かけた野良猫はテトラポッドの隙間の日陰に避難していました。
そうこうしてる間にクラクラして来たのでもう釣りは諦めて神島観光する事にしました。
ひとまずクーラーの効いた観光船の待合所で涼んでいると観光マップを見つけました。
それによると港〜灯台〜映画の撮影に使われた旧海軍の跡地〜島の西側を回って来ると約2時間のウォーキングコースだそうです。
帰りの14:00出航まで2時間半。急いで回って1時間45分で帰ってくれば、食事する時間もできます。
よっしゃ、行ったるか。
まずは街なかを通ります。
神島の紹介に必ず掲載される時計台。思ったより小さい。
次は八代神社。
階段が結構キツイ。
一気に登ります。
クソ暑い!
お参りして一休みしたところで体調の変化に気が付きました。
・目眩。
・動悸。
・動悸はするのに手の指先が冷たいっていうか、かすかにピリピリ痺れてる。
・いつもと違う変な汗が止まらない。
これって・・・・・・・・・・
熱中症じゃねーか!!!!
ヤバイ!車も入ってこれない山の中で一人で熱中症はマズイ!
熱中症を舐めてました。
とりあえず出港までまだ時間もあるのでペットボトルのお茶を飲んで木陰でじっとしておきます。
本当に風が吹かないので汗が冷えません。
それでも15分ほどじっとしていたら目眩も動悸も治ったので島1周は諦めて、クーラーの効いた観光船の待合室で出港を待つ事にしました。何んだか食欲も無くなってしまいました。
恐るべし熱中症。
釣りも、観光も全く良いところなく神島を後にする事になりました。
次に行く時のために貴重な経験ができたという事にしておきます。
数人いた釣り客の一人は結構デカイ黒鯛を港の外側のテトラポットの上から釣ったそうで、見せてもらいました。
羨ましい。
やっぱ港の外側だな。
豊橋まで帰る途中で食べたうどんの汁が体に染みました。